2020年7月25日土曜日

海上自衛隊 護衛艦 やまと

海上自衛隊護衛艦にはやまとの名前がない、ということも話題に上がることの一つです。元々自衛艦の命名防衛相がおこなうという、1960年に出された訓令があります。

その訓令によれば、気象や山のほか、川や地方の名前が護衛艦。半島の名前が輸送艦などとなっています。

現在は護衛艦が新しくできる際、海上幕僚監部にある総務課が、全国各地の主要海上自衛隊員に命名案のアンケートを採ります。もっとも訓令に沿った名前を前提とするアンケートですが。

そのあと海幕総務課が、アンケートを元に複数に命名案を絞り込みます。これは一概に希望が多いものでもありません。変な意味の語呂合わせになったり、海上保安庁ので既に存在する船名は避けます。







防衛装備庁に相談の上できた複数案を、由来と一緒に防衛大臣に提示。この複数案からどれを選ぶかは、防衛大臣の判断になります。

自衛艦には旧海軍にあった艦艇と同名のものも多いです。でも有名な大和をはじめ、武蔵や長門、陸奥などはありません。

みんな昔の旧国名なので、訓令に照らし合わせれば護衛艦にも付けることができます。ただそれらの名前は艦隊決戦の兵器として広く知られているところ。

今ある護衛艦は、そういった戦い方を前提としていません。そういう意味で護衛艦やまとは馴染まないのです。

カッコいい名前ですけどね。






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