海上自衛隊では護衛艦のかがを、多用途運用母艦として運用しています。ここでは艦内の様子を紹介しましょう。
これほど巨大な船体にも関わらず、非常にシンプルな艦内は分かりやすくできているのが特徴。艦内で最も広いスペースは、船体の内側中央にある格納庫スペース。
この格納庫スペースを取り囲むように、真っ直ぐな直線通路があります。階段を使って上下に移動しますが、艦首側に向かっているのか艦尾側に向かっているのか、認識していれば迷うことはありません。
広さは充分で現在はヘリコプターが置かれ、将来はF-35Bを格納。ただ、災害派遣部隊の車両をのせるなどは、多用途運用の一つ。
艦内には女性専用区画も用意されていて、ほかの護衛艦に比較してはるかに広いスペース。居住区をはじめ休憩室や風呂、トイレ等が集約されています。女性自衛官は約40名ほど乗艦していて、航海科のほか航空科、機関科と全ての職種に就いています。
居住区画は艦首部分にもあり、外から乗り込んだゲスト対応となっています。3段ベッドとロッカーだけある殺風景な所で、寝るためだけの区画。
扉1枚でテレビやソファが置いてある休憩室が隣接しています。さらに、廊下に出るとすぐ、風呂やトイレ、洗濯室などもあり生活動線は完備。
司令公室や士官室などもありますが、配膳や後片付けの効率性追求で、幹部でも海曹士と同じ食堂で食事します。
本当に「かが」は広々していますね。
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