2020年8月12日水曜日

海上自衛隊 護衛艦 かが 多用途運用母艦

 海上自衛隊では護衛艦かがを、多用途運用母艦として運用しています。ここでは艦内の様子を紹介しましょう。

これほど巨大な船体にも関わらず、非常にシンプルな艦内は分かりやすくできているのが特徴。艦内で最も広いスペースは、船体の内側中央にある格納庫スペース

この格納庫スペースを取り囲むように、真っ直ぐな直線通路があります。階段を使って上下に移動しますが、艦首側に向かっているのか艦尾側に向かっているのか、認識していれば迷うことはありません。

広さは充分で現在はヘリコプターが置かれ、将来はF-35Bを格納。ただ、災害派遣部隊の車両をのせるなどは、多用途運用の一つ。





艦内には女性専用区画も用意されていて、ほかの護衛艦に比較してはるかに広いスペース。居住区をはじめ休憩室や風呂、トイレ等が集約されています。女性自衛官は約40名ほど乗艦していて、航海科のほか航空科、機関科と全ての職種に就いています。

居住区画は艦首部分にもあり、外から乗り込んだゲスト対応となっています。3段ベッドとロッカーだけある殺風景な所で、寝るためだけの区画。

扉1枚でテレビやソファが置いてある休憩室が隣接しています。さらに、廊下に出るとすぐ、風呂やトイレ、洗濯室などもあり生活動線は完備

司令公室士官室などもありますが、配膳や後片付けの効率性追求で、幹部でも海曹士と同じ食堂で食事します。

本当に「かが」は広々していますね。






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海上自衛隊の護衛艦かがは、艦内に女性専用区画もあり、広いスペース

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